
- WALLHACKのK-001って実際どうなの?
- 写真とスペックは見たけど、触った感じが分からない
- 8月21日に買うか、様子を見るか決めたい
本記事では上記のような悩みを解決します。
ガラスマウスパッドのWALLHACKが、初のキーボード「K-001」とマウス「M-001」を発表しました。ただ、いま検索して出てくるのはスペック表を書き写した記事ばかりです。
数字は分かる。でも、触ったらどうなのかが分からない。私もそう思っていました。
2026年8月8日、渋谷で開かれた「WALLHACK Tokyo Session」で、その2製品の実機が日本で初めて展示されました。私はそこで、両方を実際に触ってきました。
結論から言うと、K-001は打鍵感とアルミの質感が想像を超えていました。一方で、買う前に知っておくべき引っかかりも2つあります。
- 2026年8月8日、渋谷で行われた「WALLHACK Tokyo Session」でK-001とM-001の実機を触りました
- 本記事の写真はすべて、その会場で私が撮影したものです
- ゲーミングマウスを4台(約95g→約60g→約40g→約58g)、WALLHACKのガラスマウスパッドを2枚使っています
- K-001の打鍵感と、本体ノブの操作感
- M-001の形状・重心と、10秒で終わるバッテリー交換
- 展示が英字配列だけだったこと
- 8月21日に買うべきか、待つべきか
触って良かった点と、引っかかった点
- 良かった:K-001の打鍵感とアルミの質感
- 良かった:M-001のバッテリー交換の速さ
- 引っかかった:展示は英字配列のみ
- 引っかかった:高さ調整のライザーがネジ止め
K-001は打鍵感とアルミの質感が想像を超えていた
持ち上げた瞬間に「重い」と声が出ます。ライザーなしで約1,030g。アルミの塊から削り出しているので、指で押しても筐体がまったくたわみません。
そして打鍵感がかなり良い。キーが斜めに逃げず、まっすぐ真下に落ちていきます。安っぽさが一切ありませんでした。
M-001はバッテリー交換が10秒で終わる
いちばん驚いたのはここです。M-001はバッテリーが着脱式で、予備がもう1本付属します。
交換にかかったのは10秒もありません。ワイヤレスマウスの弱点だった充電切れが、この構造だと問題になりません。
引っかかったのは英字配列とライザーのネジ止め
展示されていたK-001は、Natural・Slateの2色ともすべて英字配列でした。日本語配列は後日販売予定とされているだけで、時期は出ていません。
もう1つは高さ調整で、角度を変えるのに裏面のネジを外す必要があります。気軽に切り替えられる作りではありません。
K-001の打鍵感とサイズ感(65%レイアウト)

ここからは実機で確かめた部分を細かく書いていきます。K-001の性格を決めているのは、スイッチではなく筐体のほうでした。
65%でファンクションキーの列がない
私は触った時点で75%だと思っていました。実際は65%レイアウトです。撮った写真を後から数えたところ、キーは5段しかなく、ファンクションキーの列がありませんでした。
右端には独立した縦1列があり、そこに4つのキーが並んでいます。65%として標準的な作りです。
| 項目 | K-001 |
| レイアウト | 65%(英字配列) |
| 本体サイズ | 125×313×33mm |
| 重量 | 約1,030g(ライザーなし) |
| 接続/本体色 | 有線USB Type-C/Natural・Slate |
キーキャップは2色成型のPBTで、刻印が黒地に黒。写真の明るさを上げても文字が浮かんできませんでした。バックライトを切ると印字が消えるステルスルックは、狙って作られています。
スイッチが真下に落ちる感触
押した感触は、途中で引っかかるタクタイル感がまったくなく、スコッと下まで落ちていく形です。
触っている最中、私は静音スイッチだと思っていました。実際は静音軸ではありません。搭載されているのはGateronと共同開発した磁気式のリニアスイッチ「KS-TR」で、公式は打鍵音を「クリスプでクラッキー」と表現しています。
スイッチはLight・Medium・Heavyの3種類が用意され、標準で載るのはMediumです。発表資料によると初動荷重と底打ち荷重は、Lightが28gf/38gf、Mediumが48gf/63gf、Heavyが61gf/76gf。Light・Heavyは発売時に別売りとされています。
ノブの操作感と、等間隔ではないLED目盛り
右上のノブは、かちっかちっと段階が刻まれていて気持ちよく回せます。ただし押し込みはありません。回すだけの部品です。
このノブでアクチュエーションポイントとラピッドトリガーを、ソフトを立ち上げずにその場で変えられます。ゲームを止めずに反応点を触れるのが、K-001が他の65%キーボードと違うところです。
そして、ノブの左に並ぶLEDの目盛りが面白い。刻印は浅いほうから 0.1/0.2/0.3/0.4/0.5/1.0/1.5/2.0/2.5/3.0/3.5 と並び、末尾に単位の「MM」が入ります。
見てのとおり、等間隔ではありません。0.5mmまでは0.1mm刻みなのに、そこから先は0.5mm刻みに変わります。
海外の初報には「0mmから4mmを0.5mm刻み」と書かれていましたが、実物は違いました。競技勢が実際に触る浅い側にだけ、目盛りの解像度を寄せた設計です。
悩める人 ラピッドトリガー搭載キーボードの購入を考えている 2〜3万円を出すだけの価値があるのか知りたい 本当に勝てるようになるのか気になる 本記事では上記のような悩み[…]
高さ調整のライザーはネジ止めで気軽に変えられない
K-001は箱から出した状態が0度です。角度をつけたい場合は、付属のアルミ製ライザーを裏面の穴に合わせ、付属のドライバーでネジ留めします。
折りたたみ式の脚のように、指1本で切り替えることはできません。一度決めたら固定して使う前提の設計だと考えたほうがいいです。
M-001の形状と重心(53gのマグネシウムシェル)

左右対称でGPRO系。手に収まる大きさだった
形は左右対称。感覚としてはGPROに近く、スーパーライトのような系統です。
握ってみるとフィット感が強く、大きすぎず小さすぎない。日本人の手に馴染むサイズだと感じました。シェルは厚さ0.6mmのマグネシウム合金で、ホイールはアルミ製です。
53gより軽く感じる理由は後ろ寄りの重心
公称は53gですが、持った印象はそれより軽いです。
理由は重心だと思っています。後ろに山があり、重心もやや後ろ寄りでした。手のひらで支える位置に重さが来るぶん、先端が軽く振れます。同じ重量でも重心の位置で体感は変わります。
会場のマウスパッドはWALLHACKのCR-005でした。私が普段使っているSP-005とは性格が違うので、滑走の速さや止めやすさについては、ここでは判断を保留します。
平べったい形が好きな自分に合ったのは意外だった
私はマウスを約95g、約60g、約40g、約58gという順で4台使ってきました。そこで出した結論が「軽さより形状を優先する」です。
いま使っているRazer Viper V2 Proを選んだ理由も、異様に平べったい形が好きだからでした。
ところが実際に持ってみると、普通に良かったんです。手のひらとシェルの接地が広く、かぶせ持ちのまま指の位置が自然に決まりました。予想が外れました。
バッテリー交換とドングルのノブ

交換はSDカードを差し替える感覚で終わる
M-001にはバッテリーが2本付属します。1本をマウスに入れて使っている間、もう1本をドングル側で充電しておく構造です。
実際に抜き差しさせてもらいましたが、10秒もかかりませんでした。ロックを外して抜き、新しいほうを差し込むだけです。
試合中に充電が切れたら有線に戻す。それが今までの解決策でした。M-001はそこを、ケーブルではなくバッテリーの交換で解いています。
ドングルの2つのダイヤルでDPIとポーリングレートを変えられる
ドングルも単なる受信機ではありません。バッテリーの充電ポートを兼ねたドックになっていて、正面にロータリーダイヤルが2つ並んでいます。
上段がポーリングレート、下段がDPIです。ダイヤルの縁に数値が刻印されていて、指で回すだけで切り替わります。上部にはスライダーとステータス表示用のボタンもありました。
設定のためにゲームを中断してソフトを開く必要がありません。キーボードのノブと同じ思想が、マウス側にも通っています。
底面が開いている。犬を飼っている自分が気になった点
裏返して、私が真っ先に見たのはここでした。
M-001の底面は、前半分が透明なシェルになっていて基板とセンサーが透けて見えます。そして後ろ半分はバッテリー室として開口しています。バッテリーのラベルが外から直接読める状態です。ソールは大小あわせて8枚でした。
私は以前、肉抜きのマウスを6〜8ヶ月で壊しています。穴からホコリと犬の毛が入り込み、基板がショートしました。だから底面に開口があるマウスを見ると、真っ先にそこを疑う癖がついています。
実際に裏返したときも、まず「ホコリや毛が入る可能性はあるな」と思いました。
ただ、見ているうちに考えが変わりました。この開口は真下を向いていて、使用中はマウスパッドにほぼ密着します。シェル全体に穴が散っていた肉抜きマウスとは、条件がかなり違います。
現時点での私の見立ては、あのときのような壊れ方はしにくいだろうというものです。もっとも、触っただけの推測なので断定はしません。
あわせて書いておくと、開口があること自体は欠陥ではありません。バッテリーを交換できる構造にした以上、そこが開くのは当然です。利便性と引き換えに何を受け入れるか、という話です。
英字配列しかない問題(日本語配列は後日)
展示されていたのは英字配列だけだった
会場に並んでいたK-001は、NaturalもSlateもすべて英字配列でした。日本語配列の実機は1台もありません。
公式が発表しているのは「日本語配列は後日販売予定」というところまでで、時期も価格も出ていません。
日本語配列を待つか、英字で慣れるか
判断は、キーボードをゲーム専用にするかどうかで分かれます。
| 8月21日に買ってよい人 | 待ったほうがいい人 |
| ゲーム専用にする | 仕事や長文入力にも使う |
| 英字配列を使った経験がある | 日本語配列しか使ったことがない |
| 65%を使ったことがある | テンキーや変換キーを多用する |
FPSで使うキーはWASD周辺に集中しているので、ゲーム用と割り切るなら英字配列でまず困りません。
ただし、1台を仕事と兼用するつもりなら話は別です。かな入力や変換まわりの操作が変わるため、待つ判断も十分に合理的だと思います。
まとめ:K-001が刺さる人と、待ったほうがいい人
- K-001:約1,030gのアルミ筐体。打鍵感は真下にまっすぐ落ちる
- ノブ:回すだけで押し込みなし。LED目盛りは0.1〜3.5mmで等間隔ではない
- M-001:53gより軽く感じる。重心は後ろ寄り
- バッテリー:交換は10秒未満。ドングルにダイヤルが2つ
- 配列:展示は英字のみ。日本語配列は時期未定
買ってよさそうな人と、見送ってよさそうな人
刺さるのは、道具としての質感に金額を払える人です。削り出しアルミの重さ、黒地に黒の刻印、キャリーケース付きという構成は、性能というより所有物としての方向を向いています。
逆に、ラピッドトリガーが使えれば十分という人には、もっと安い選択肢がいくらでもあります。性能だけで比べると、この価格帯である必然性は説明しにくいです。
価格は未発表ですが、私の予想では25,000〜35,000円のあいだだと思っています。アルミの塊から削り出して約1,030gという材料と加工を考えると、それより安くはならないだろう、という程度の根拠です。
発売後に確かめたいこと
今回は卓上で触っただけなので、書けなかったことが3つ残っています。
- ゲーム中の打鍵感と、実際の打鍵音
- M-001のバッテリーが1本でどれだけ保つか
- バッテリー室にホコリやペットの毛が入らないか
特に3つ目は、私が過去に1台壊している以上、いちばん気になっています。
K-001の発売は8月21日、公式サイト限定の先行販売です。まずは英字配列でも困らないかどうか、自分の使い方から決めてみましょう。手が届く範囲で触れる機会があれば、ぜひ一度握ってみてくださいね!
悩める人 手首エイムと腕エイム、どっちが正しいの? 手首エイムはダメだと聞いたけど本当? 腕エイムに変えたほうがいいのか分からない 本記事では上記のような悩みを解決します。 […]

