
- Beast X V2は、今までのBeast Xと何が変わったのか知りたい
- MINIとMID、どちらのサイズを選べばいいか迷っている
- 穴あきマウスは壊れやすいと聞いて、買うか決めきれない
本記事では上記のような悩みを解決します。
発売前のマウスは、重さの数字と写真だけでは握ったときの感じが分からないですよね。今までのBeast Xを使っている人ほど、何が変わったのかが気になるはずです。
公式の発表はセンサーや重さの話が中心で、表面の手触りやサイズごとの違いまではなかなか伝わってきません。
結論から言うと、Beast X V2は、形は初代とほぼ同じで、握り心地が変わっていました。表面がマットになっていて、以前使っていたBeast Xでは貼っていたグリップテープがなくても、手が滑らないと感じたほどです。
私はTGS2026(東京ゲームショウ2026)のWLMOUSEのブースで、世界初公開されたV2のMINIとMID、そして穴のないBeast GのMIDを触ってきました。Beast X MIDが8ヶ月で壊れた経験がある立場から、違いを書いていきます。
- 2026年9月20日、TGS2026のWLMOUSEブースで実機を触り、写真も自分で撮影
- 初代Beast X(MID)を約8ヶ月使用(2024年2月〜10月頃。基板の故障で使用終了)
- これまでに使ったゲーミングマウスは5台(39〜95g)。現在のメインはNinjutso Sora V3(約39g・穴なし)
- Beast X V2で変わったところと、変わっていないところ
- MINIとMIDを握り比べた違い
- Beast Xが壊れた経験から見た、V2の気になるところ
- 穴のないBeast Gとの違い
- 発売日と、初代からの仕様の違い
Beast X V2は、形はほぼそのままで握り心地が変わっていた
V2を握ってまず感じたのは、形は以前のBeast Xとよく似ていて、重さの差も感じないということでした。変わっていたのは、手に触れる表面のほうです。
センサーやレシーバーなど中身も新しくなっていますが、そちらは記事の後半で、初代と並べた仕様の表にまとめています。
| 機種 | 重さ | シェルの穴 |
| Beast X(初代)MID | 39〜42g | トップ・サイド |
| Beast X V2 MID | 45g | トップのみ |
| Beast G MID | 40±2g | なし |
形は初代とよく似ていて、数gの差も感じなかった
数字の上では、V2のMIDは初代より3〜6g重くなっています。ただ、握って持ち上げた範囲では、その差は感じませんでした。
私は95gから39gまでマウスを何台も持ち替えてきましたが、60gを切ってからの数gの差は、ほとんど感じ取れません。V2でも同じでした。
形も、初代のBeast Xとよく似ていると感じました。初代を使っていた人なら、持ち替えて戸惑うことは少ないと思います。
表面がマットになり、グリップテープなしでも滑らなかった

いちばん違ったのは握り心地です。
初代のBeast Xは、個人的には握った手が滑る感覚がありました。そのため、グリップテープを別に貼って使っていました。
V2は、フレームそのものが滑りにくい素材に変わっているように感じました。マットな手触りで、何かコーティングされているのだと思います。素材についての説明は聞いていないので、ここは私の推測です。
もうひとつ、V2はサイドの穴がなくなっていました。初代はトップとサイドの両方に穴がありましたが、V2で穴が残っているのはトップだけです。指が当たる側面が平らになったことも、手になじむ理由の1つかもしれません(ここも推測です)。
握ったときに手になじむ感覚が強く、グリップテープなしでも滑らずに使えそうだと感じたほどです。
Beast X V2のサイズ選び|手が小さめの私にはMINIが合いそうだった

初代ではMIDを使っていた私ですが、V2はMINIのほうが使いやすそうに感じました。理由は、指先に吸い付くようなフィット感です。
私の手の大きさは、中指の先から手首まで15〜16cmほどです。V2のサイズの目安はまだ発表されていませんが、現行のBeast Xシリーズの公式のサイズガイドでは、MINIが16.0〜17.0cm、MIDが16.5〜18.5cm向けとされています。私の手は、MINIの目安よりさらに小さめです。私より手が大きい人なら、MIDも無理なく候補に入ると思います。
ただし、どちらが合うかは、持ち方で大きく分かれます。
| 持ち方 | MINI | MID |
| つまみ持ち | ◯ | ◯ |
| つかみ持ち | △(小指の置き場に困る) | ◯ |
| かぶせ持ち | ✕(ほぼ無理) | △(できるかもしれない) |
つまみ持ちなら、MINIは指先に吸い付くように動かせた
MINIは、つまみ持ちで握っても指先が滑りませんでした。軽く触れているだけでも、指先に吸い付くような感覚があります。そのぶん、小さな力で動かしやすいと感じました。
私の普段の持ち方は、つかみ持ち寄りのつまみ持ちです。それでもMINIを使うなら、意識しなくても自然とつまみ持ちに寄っていくと思います。それくらいフィット感が強かったです。
ただ、MINIは小さいぶん指の置き場が限られます。つまみ持ちでないと、小指をどこに置くかで困ると思います。手のひらまで乗せるかぶせ持ちは、MINIではほぼ無理です。
MINIを選ぶなら、つまみ持ちで使う前提で考えてください。
MIDは大きすぎず、つかみ持ちで握りやすかった
MIDも、大きすぎると感じることはありませんでした。つかみ持ちでしっかりつかめて、つまみ持ちでも十分使えそうです。
かぶせ持ちも、MIDならできるかもしれません。持ち方が決まっていない人や、いくつかの持ち方を行き来する人は、MIDを選んでおけば外しにくいと思います。
Beast Xが8ヶ月で壊れた私が、V2で気にしていること
V2を触りながらずっと気になっていたのは、壊れにくくなっているかどうかでした。私の初代Beast Xは、8ヶ月で使えなくなったからです。
初代のBeast Xは、8ヶ月で基板が焼けた
2024年2月に使い始めた初代は、10月頃にセンサーが反応しなくなりました。確認すると、基板に赤く焼けたような跡がありました。
原因は断定できません。分かっているのは、ハニカムの穴から、飼っている犬(サモエド)の毛が内部に大量に入り込んでいたことです。ピンセットでもエアダスターでも、奥に入った毛は取れませんでした。
もうひとつ、私は海外の公式ストアから直接買っていたため、問い合わせても返答がありませんでした。現在のWLMOUSEには日本の正規代理店があるので、今から買う人は状況が違います。
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耐久性は上がったと聞いたが、何が変わったかは分からなかった
ブースで耐久性について聞いてみたところ、V2では上がっているという話でした。ただ、どこがどう変わったのかまでは分かりませんでした。
ここは期待しすぎないほうがいいと思っています。V2はサイドの穴がなくなりましたが、トップには穴が残っています。耐久性が上がっても、トップの穴から毛やホコリが入ること自体は変わりません。
ペットの毛が入る心配のない環境なら、穴の影響は小さいと思います。逆に、抜け毛の多いペットがいる環境なら、穴のないモデルも候補に入れておいてください。
具体的に何が変わったのかは、発売後に分かり次第追記します。
Beast GとV2の違い|穴がないぶん握ったときの違和感が少ない

同じブースには、穴のないBeast Gも並んでいました。Beast Xの形を引き継ぎながら、シェルに穴を開けずに軽くしたモデルです。
素材はマグネシウム合金ではなく、WLMOUSEが微結晶複合素材(Microcrystalline Composite)と呼んでいる新しい素材です。そのぶん価格も抑えられていて、2026年9月時点の海外公式ストアでは、マグネシウム合金のBeast X Proのおよそ半額です。国内の価格は、下の販売店のリンクで確認してください。
私が触ったのはMIDです。公表値ではBeast GのMIDが40±2g、V2のMIDが45gですが、持ち比べても重さの違いはほとんど感じませんでした。違ったのは、穴の有無と表面の手触りです。
穴がないだけで、つかみ方の違和感が減る
いちばん大きかったのは、穴がないことでした。
V2と握り比べると、Beast Gのほうがつかんだときの違和感が少なかったです。V2はトップに穴が残っていますが、Beast Gは手のひらや指が当たる面がすべて平らです。重さが同じくらいなら、穴がないぶん素直に握れる、という印象でした。
穴に毛やホコリが入る心配がないのも、私のように犬を飼っている人にとっては大きいと思います。
表面はGのほうがつるつる、V2はマット
一方で、表面の手触りは逆でした。展示機を短時間触った範囲では、Beast Gのほうがつるつるしていて、V2のほうが滑りにくいと感じました。
ただ、Beast Gには公式でグリップテープが2枚付いてきます。滑りが気になるなら、貼って調整できます。
選び方をまとめると、グリップテープなしで使いたいならV2、穴が不安ならBeast Gという分け方になると思います。
Beast X V2の発売日と、初代との仕様の違い
海外の公式発表では、Beast X V2は2026年10月8日に発売予定です。現時点で公表されている仕様を、初代のBeast Xと並べておきます。
| 項目 | 初代Beast X | Beast X V2 |
| サイズと重さ | MID 39〜42g | MINI 41g/MID 45g/MAX 48g |
| センサー | PixArt PAW3395 | PixArt PAW3955 HS |
| ポーリングレート | 最大4,000Hz | 最大8,000Hz |
| レシーバー | モニター付きのキューブ型 | タッチスクリーン付き |
| シェルの穴 | トップ・サイド | トップのみ(サイドなし) |
| MCU | ― | Nordic 54LM20 |
| スイッチ | ― | オムロン製の光学スイッチ |
| ホイールのエンコーダー | ― | RAESHA製の光学エンコーダー |
| 共同設計 | ― | League of LegendsのプロゲーマーTheShy選手 |
| 発売日 | ― | 2026年10月8日(海外の公式発表) |
| 価格 | ― | 未発表 |
数字の上では、センサーが新しい世代のものに変わり、ポーリングレートの上限も2倍になり、レシーバーもタッチスクリーン付きに変わっています。見た目では、サイドの穴がなくなったのが大きな違いです。日本での販売、本体の寸法、電池の持ちは、まだ発表されていません。発売後に分かったものから追記します。
それでも今はSora V3から乗り換えない理由
ここまで良いところを書いてきましたが、私自身は、しばらく今のNinjutso Sora V3のまま使うつもりです。V2に不満があるわけではありません。今のマウスから替える理由が見つからなかった、というのが正直なところです。
形も重さも近いので、いま替える理由がない
Sora V3は、2026年9月からメインにしている約39gの穴なしマウスです。V2を握ってみると、形も重さもSora V3とかなり近いと感じました。
形も重さも近いマウスに替えても、得られるものは少ないと思います。
電池の持ちは、Sora V3に不満がない
もうひとつの理由はバッテリーです。
Sora V3は、私の使い方では毎日使っても充電なしで約2週間持ちます。個人的には、今これより電池が持つマウスはなかなかないと思っています。
一方で、V2の電池の持ちは展示では聞けていません。比べる材料がないので、ここでどちらが上とは言えません。
乗り換えを考えるのは、発売後に電池の持ちや耐久性が分かってからで十分だと思っています。
まとめ:グリップテープを貼っていた人ほど、V2の変化は大きい
Beast X V2は、形は初代とほとんど変わらず、重さの差も感じませんでした。変わっていたのは、表面の手触りと、サイドの穴がなくなったことです。初代でグリップテープを貼っていた人ほど、その違いを実感しやすいと思います。
展示で触った範囲での選び方をまとめておきます。
- サイズ:つまみ持ちで軽く動かしたいならMINI、持ち方に迷うならMID
- 穴が不安なら:穴のないBeast G
- 耐久性:上がったと聞いたが、中身は発売後に確認
私はしばらくSora V3のまま使い、発売後に電池の持ちや耐久性が分かってから判断するつもりです。分かったことは、この記事に追記していきます。
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