
- 穴あきマウスは壊れやすいのか知りたい
- 穴にホコリや汚れが入らないか不安
- ペットを飼っているけど大丈夫なのか
本記事では上記のような悩みを解決します。
穴あきマウスを買うとき、その穴が気になりますよね。軽いのは分かるけれど、中に汚れが入って壊れないのか。
結論から言うと、私が使っていた穴あきマウスは8ヶ月で壊れました。センサーが反応しなくなり、基板が焼けていました。
ゲーミングマウスの寿命は一般的に3〜5年、短くても1〜2年とされています。8ヶ月はそのどこにも入りません。
この記事では、何が起きたのかを時系列で書きます。原因は推測が混じるので、そこは推測だと分かるように書き分けました。
使用期間:2024年2月25日から約8ヶ月(2024年10月頃に故障)。記事の内容は2026年8月時点のものです。
- 穴あきマウスが8ヶ月で壊れるまでに起きたこと
- ハニカムの穴に入る汚れは2種類あるということ
- ピンセットで取っても届かない場所があること
- メーカーに問い合わせた結果と、買う場所の話
- それでも穴あきマウスを選ぶなら、何を見るべきか
穴あきマウスは8ヶ月で壊れました

使っていたのはWLMOUSE Beast Xという、マグネシウム合金のシェルに穴を開けた39〜42gのマウスです。2024年2月25日から使い始めました。
2年でも1年でもなく、8ヶ月で使えなくなりました。2024年10月頃のことです。
壊れた瞬間に起きたこと
順番はこうでした。
- センサーが反応しなくなった
- 焦げ臭いにおいがした
- 本体を持つと、かなり熱くなっていた
- 基板を確認すると、赤く焼けたような跡があった
異常を感じてから確認するまで、そう時間はかかっていません。ショートしていたと思われます。
基板の写真は撮れていないのですが、赤く変色した部分ははっきり見えました。
リチウムイオン電池が入っている機器を急激に冷やすと、結露の問題があります。異常な発熱に気づいたら、燃えるものから離れた場所に置いて様子を見るほうが安全です。
8ヶ月は、一般的な寿命に入っていない
ゲーミングマウスの寿命について調べると、だいたいこのあたりの数字が出てきます。
| 使い方 | 寿命の目安 |
| 一般的な使用 | 3〜5年 |
| 毎日長時間のヘビーユーザー | 1〜2年 |
そして寿命の原因として挙げられるのは、ほぼクリックスイッチの摩耗です。何千万回と押すうちにスイッチが劣化して、チャタリングが出るという流れですね。
私のケースは、そのどちらにも当てはまりません。スイッチは最後まで問題なく、壊れたのは基板でした。
39gという軽さは、たしかに良かった
悪いことばかり書いていますが、マウスとしての性能に不満はありませんでした。
39〜42gという重量は、当時使っていた60gのマウスから持ち替えたときに明確な差を感じました。実際、VALORANTでイモータルに到達したときの機体がこれです。
マグネシウム合金のシェルもしっかりしていて、握ってたわむような感覚は最後までありませんでした。ボタンの感触も良かったです。
つまりこの記事は「性能が悪かった」という話ではありません。穴あきという構造が、私の環境と合わなかったという話です。次の章から、その中身を書いていきます。
穴あきマウスの汚れは2種類ある
穴あきマウスを検討している人が気にするのは、たいてい穴に汚れがたまることだと思います。
ただ、実際に使ってみて分かったのは、汚れには性質のまったく違う2種類があるということでした。
| 種類 | 何が起きるか | 掃除できるか |
| 表面 | グリップと穴の縁に手垢が付く | 拭けば落ちる |
| 内部 | 穴から毛やホコリが入り込む | 奥は届かない |
買う前に心配していたのは表面のほうでした。でも実際に問題になったのは内部です。
表面:ハニカムの穴に手垢とホコリが付くのは2ヶ月から
使い始めて約2ヶ月で、グリップ部分とハニカムの穴の縁に手垢が付き始めました。その2ヶ月はほぼ毎日使っています。
穴の縁には、手垢と一緒にホコリもたまります。穴の数が多いぶん、たまる場所も多いという感じですね。
正直に言うと、表面の掃除はしていませんでした。気にはなっていたのですが、そのまま使い続けています。
ただ、これは拭けば落ちます。エアダスターでも飛びます。見た目の問題であって、故障につながる話ではありません。
内部:ホコリは飛ばせても、奥に入った毛は取れない
問題はこちらでした。
私は犬を飼っているのですが、穴からかなりの量の毛が入り込んでいました。
放置していたわけではありません。気づくたびにピンセットで取り除いてはいました。穴が大きいので、入り口付近のものは取れます。
ただ、奥に入ったものはピンセットが届きません。そして分解しない限り、そこには手が入らないんです。
外から穴越しに撮ったものです。分解しなくても、ここまでは見えます。
それも試しました。私はキーボードの掃除にブロアーを使っているので、それを穴に向けて吹き込んでいます。
結果は、ホコリは飛びましたが、毛は取れませんでした。
下毛が細くて、内部に絡みついているんです。風では動きませんでした。ピンセットで取れるものは風でも取れて、ピンセットで取れないものは風でも取れない、という感じです。
穴あきマウスの記事を読むと、たいてい「定期的に掃除しましょう」「エアダスターで吹き飛ばしましょう」と書かれています。私もそうするつもりでいました。
でも実際にやってみると、取れる場所と取れない場所があります。そして入り込むものは、取れないほうにも入っていきます。
穴あきマウスに犬の毛が入ってショートした(推測です)

先に断っておくと、ここから書くことは推測です。
修理に出したわけでも、メーカーに調べてもらったわけでもありません。起きたことは事実ですが、原因は自分で考えたものです。
犬を飼っています(サモエド)
うちの犬はサモエドです。
白くてもふもふした大型犬なのですが、ダブルコートといって毛が二層構造になっている犬種です。上の毛は太くて硬く、下の毛は細くて柔らかい。
この下の毛が、とにかく抜けます。そして細いので、あらゆる隙間に入ります。
ハニカムの穴は、髪の毛やホコリを想定した大きさではありません。サモエドの下毛にとっては、素通りできる大きさです。
他に思い当たる要因がありません
毛が原因だと考えているのは、他の可能性を消していった結果です。
- 落としたり、ぶつけたりしていない
- 飲み物をこぼしていない
- 水洗いや洗剤での掃除をしていない
- 改造や分解をしていない
- 純正のケーブルとドングル以外を使っていない
思い当たることが何もない状態で、内部に大量の毛が入っていたことだけが分かっています。
導電性のあるホコリや異物が基板に触れればショートしうる、というのは一般的に言われることです。ただ、私のマウスでそれが起きたと証明はできません。
それも否定できません。個体差だった可能性は普通にあると思います。
ただ、その場合でも穴あきという構造が、異物の侵入を許していること自体は変わりません。不良品かどうかとは別に、穴からは入るんです。
だからこの記事は「この製品は欠陥品だ」という話ではなく、穴あきマウスを選ぶときに考えておいたほうがいいことがある、という話として読んでもらえたらと思います。
Beast Xが壊れてメーカーに問い合わせた結果
壊れたあと、メーカーに問い合わせました。
結果から言うと、返答はありませんでした。
ただし、これには私の買い方の問題が大きく関わっています。先に結論を書いておくと、同じ失敗は避けられます。
海外の公式ストアから直接買っていました
私が Beast X を買ったのはWLMOUSEの海外公式ストアです。個人輸入に近い形ですね。2024年2月のことでした。
この買い方だと、問い合わせ先はメーカー本体しかありません。間に立ってくれる会社が存在しない状態です。
買うときには気にしていませんでした。届いて動けばそれでいいと思っていましたし、実際8ヶ月は動いていましたから。
問題が起きて初めて、その前提の意味が分かったという感じです。
現在は日本の正規代理店があります
ここが大事なところなので、はっきり書いておきます。
WLMOUSEには現在、KIBUという日本の正規代理店があります。(2026年8月時点)
WLMOUSEの日本公式アカウントも、製品についての問い合わせはKIBUへ、と案内しています。つまり日本語で連絡できる窓口が存在します。
私が買った2024年2月の時点でどうだったかは、正直に言うと覚えていません。ただ、いま買うなら状況が違うということは確かです。
KIBUSHOP や Amazon のほか、PCショップでも取り扱いがあります。どこで買っても、窓口はKIBUになります。
一方、海外の公式ストアから直接買った場合の連絡先はメーカー本体だけです。私の場合は返答がありませんでした。
レビュー記事には書かれていないこと
このマウスのレビューはいくつも出ています。読むと、だいたいマグネシウム合金で頑丈、耐久性が高いと書かれています。
それは嘘ではないと思います。私も握ってたわむような感覚は一度もありませんでした。
ただ、レビューの多くはメーカーからサンプルを提供されたもので、発売直後に書かれています。
そうすると、数ヶ月使い続けた先のことは、そもそも記事にしようがありません。書き手が悪いのではなく、立場が違うだけです。
それでも穴あきマウスを選ぶなら
ここまで壊れた話ばかり書いてきましたが、穴あきマウスが悪いとは思っていません。
構造と環境の相性の問題です。同じマウスを使っていて、何年も問題ない人はいると思います。
そのうえで、選ぶときに見ておいたほうがいいことを3つ書きます。
ペットがいるなら、穴なしのモデルも見ておく
意外に思われるかもしれませんが、WLMOUSE自身が穴なしのモデルを出しています。
「Beast G」というシリーズは全モデルが穴なしの超軽量設計ですし、Beast X にもサイド穴なしのモデルがあります。穴あきが不安なら、同じブランドの中で選び直せます。
私は使ったことがないので性能は語れません。ただ、穴を開けずに軽くする方向のマウスが増えているのは確かです。
60g以下なら、穴がなくても十分軽い
私はマウスを4台使い継いできました。
| 順 | 製品 | 重量 | 穴 |
| 1 | Logicool G703 | 約95g | なし |
| 2 | Pulsar Xlite | 約60g | なし |
| 3 | WLMOUSE Beast X | 39〜42g | あり |
| 4 | Razer Viper V2 Pro | 約58g | なし |
95g → 60g → 40g → 58g。軽くしていって、また戻ってきています。
そして正直に言うと、60g以下は体感差をほとんど感じません。
95gから60gに変えたときは、はっきり分かりました。でも60gから40gに変えたときは、言われなければ気づかないレベルです。
それより形状のほうがずっと重要でした。いま使っている Viper V2 Pro は異様に平べったい形をしていて、私はこれがいちばん手に合います。
防塵の記載があるかを見る
穴あきマウスの中には、防塵・防滴の設計を明記している製品があります。
たとえばIP54相当と書かれているモデルは、内部をホコリや水しぶきから保護する構造を持っています。穴が開いていても、中に入りにくくする作りになっているということですね。
私が使っていた Beast X には、そういった記載はありませんでした。穴あきならどれも同じ、ではないんです。
もうひとつ、穴から入るのはホコリや毛だけではありません。手汗も入ります。汗をかきやすい方は、使ったあとに表面を拭いて湿気を残さないようにしておくといいと思います。
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まとめ:買っていい人と、やめたほうがいい人
8ヶ月で壊れた話を書いてきましたが、すべての人に当てはまる話ではありません。
環境によって結論が変わるので、二つに分けておきます。
| 買っていいと思う人 | やめたほうがいい人 |
| ペットを飼っていない | 抜け毛の多いペットがいる |
| 1〜2年で買い替えるつもりがある | 数年使うつもりで買う |
| 40g台の軽さに明確な理由がある | なんとなく軽いほうがいいと思っている |
| 正規代理店から買う | 海外ストアの安さで選ぼうとしている |
私の場合は、右側に3つ当てはまっていました。
いちばん大きかったのは犬の毛です。ハニカムの穴は、髪の毛やホコリは想定していても、サモエドの下毛のような細い毛までは想定していないと思います。
そして掃除でどうにかなる問題ではありませんでした。ピンセットでもエアダスターでも、奥までは届きません。
もう一つ、買う場所は正規の窓口にしておいてください。数千円の差で、壊れたときの選択肢がまるごと変わります。
デバイスにお金をかけること自体は否定しません。ただ道具が実力を作るわけではないので、そこに悩む時間はほどほどでいいと思っています。
最後にひとつだけ。いま穴あきマウスを使っている方は、穴の中を一度覗いてみてください。取れるうちに取っておけば、私と同じことにはならないかもしれません。
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